Q.体に良いお勧めの食べものは⑥?
A.ビタミンB群を摂取する
人間の体は食べ物でできている訳ですが、具体的にどのようなものが体に良いのか、ご紹介してまいります。
第6回はビタミンB群です。
〇ビタミンB群とは:タンパク質・脂質・炭水化物の三大栄養素をエネルギーに変えるため必須の栄養素で、鉄と同じく、不足するとATP(エネルギー)産生ができなくなります。その結果、疲れが取れなかったり、細胞の修復機能が働かず肌荒れが治りにくくなったり、体がエネルギー枯渇状態に陥ってしまいます。
ビタミンB群は、ビタミンB1、B2、ナイアシン(B3)、パントテン酸(B5)、B6、ビオチン(B7)、葉酸(B9)、B12の8種類を指し、これらは互いに共働しています。
〇ビタミンB群が不足しやすい人:
①糖質摂取量が多い人:ビタミンB群は糖の代謝で消費されるため、ご飯、パン、甘いもの、アルコールを多量に摂取している人は、慢性的に不足します。
②頭脳労働をしている人:ビタミンB群は、脳や神経の働きに欠かせません。脳からの情報を神経に伝える働きを正常化し、伝達物質の合成をサポートする働きを持ちます。頭脳労働により大量消費されると、疲労状態になります。
③便通が不安定な人:ビタミンB群は腸内細菌からも供給されます。腸内細菌叢が乱れてしまうと、ビタミンB群不足を起こします。
〇ビタミンB群を摂る目安:豚肉、レバー、鮭、イワシ、サンマ、シジミ、アサリ、カキ、玄米、卵、タマネギ、落花生、ノリ(海苔)などに豊富です。ホウレン草やブロッコリーなど葉物野菜には、葉酸が多く含まれています。ビタミンB群は水溶性であり体内で蓄積できないため、毎日欠かさず摂取する必要があります。サプリメントを用いるのも良いでしょう。
日常に取り入れるコツとして、「豚肉、豚レバー、落花生、ノリ(海苔)」などを活用すると良いでしょう。これらを使ったメニューを決めておくのもお勧めです。
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