Q．体に良いお勧めの食べものは⑤？
A．煮干し、レバー（鉄を摂取する）
人間の体は食べ物でできている訳ですが、具体的にどのようなものが体に良いのか、ご紹介してまいります。
第5回は、昔から大切と言われる、鉄です。
〇鉄とは：特に月経がある女性にとって不足しやすい栄養素で、そのために貧血、疲労、冷え、めまい、イライラ、抑うつ、偏頭痛などの不調を来たす方が非常に多いです。これは、鉄が不足するとエネルギーの元であるATPが産生できなくなるためです。特に若年女性でダイエットを行っている場合は、十中八九が鉄不足状態、いわゆる「かくれ貧血」の状態にあります。
血液検査の「フェリチン」は貯蔵鉄と呼ばれ、体に蓄えられている鉄の目安として正確な指標です。40（20）ng/ml以下は鉄不足、200以上は鉄過剰（動脈硬化リスク）と判断します。
〇鉄の摂り方：鉄が豊富な食材は、卵、肉、魚、レバー、大根葉、小松菜、ホウレン草などです。吸収がいいのは動物性食品に含まれる「ヘム鉄」です。鉄不足が目立つ場合はもちろん、閉経前女性であれば、鉄のサプリメントを常用するのもお勧めです。男性、閉経後女性においては、鉄不足が問題になることはそれ程ありません。
日常に取り入れるコツとして、「煮干し、クセのない鶏レバー」などを活用すると良いでしょう。これらを使ったメニューを決めておくのもお勧めです。
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