A．野菜

人間の体は食べ物でできている訳ですが、具体的にどのようなものが体に良いのか、ご紹介してまいります。

第4回は野菜です。

〇野菜の摂り方：どれくらい摂ったらいいか考えるのが難しい場合、「赤、黄、紫、緑、橙、白、黒」の7色を意識して、これらの中から「1日4色以上の野菜を摂る」ことを目安にすると良いでしょう。野菜には「ファイトケミカル」という化学物質によって特徴づけられる、独特の香りや苦味があります。
〇ファイトケミカル：自分で動くことのできない植物が、天敵や紫外線などから身を守るために作り出した成分と言われており、人間の健康を増進する効果を持つことが分かっています。

代表的なファイトケミカル：
【赤】リコピン：抗酸化作用（トマト、スイカ）
カプサイシン：抗酸化作用、血流促進、脂肪燃焼（トウガラシ）
【黄】フラボノイド類：抗酸化作用、ビタミンC吸収促進（タマネギ、パプリカ）
【紫】アントシアニン：抗酸化作用、白内障予防（ナス、赤キャベツ、赤シソ）
【緑】クロロフィル：抗酸化作用、血液サラサラ、コレステロール低下
（ホウレン草、小松菜、春菊、キャベツ、抹茶）
【橙】ベータカロテン：ビタミンAに変換、抗酸化作用、皮膚粘膜の保護、
がん予防（カボチャ、ニンジン）
【白】硫化アリル：抗酸化作用、がん予防、有害物質除去（ニンニク、長ネギ）
イソチオシアネート：抗酸化作用、血液サラサラ、ピロリ菌除去
（ブロッコリースプラウト、ブロッコリー、キャベツ、ダイコン）
【黒】クロロゲン酸：抗酸化作用、脂肪燃焼（ジャガイモ、サツマイモ、
ゴボウ、コーヒー）

日常に取り入れるコツとして、上記のように「1日4色以上の野菜を摂る」と決めれば習慣化しやすいです。

「目にカラフルな感じは、体にも良い」ということですね。

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