Q.ケトン体とは?
A.脳や筋肉のエネルギー源である糖質(グルコース)が利用できない際の、代わりのエネルギー源
ケトン体
糖尿病や糖質制限、絶食などで体内のグルコース供給が減少すると、血糖値を維持するために肝臓に蓄えられているグリコーゲンがグルコースに分解され、利用されます。
しかし、肝臓のグリコーゲンは18~24時間程度で枯渇してしまうため、グルコースが枯渇すると次に筋肉や脂肪細胞に蓄えられている脂肪(脂肪酸)がケトン体となり、エネルギー源になります。
【ケトン体がエネルギー源になる流れ】
①中性脂肪から脂肪酸が切り離されて肝臓に運ばれる。
②肝細胞に脂肪酸が取り込まれると、アセチルCoAにまで分解される(β酸化)。
③アセチルCoAからケトン体であるアセト酢酸、β‐ヒドロキシ酪酸が作られ、肝臓から放出されて血流にのり、筋肉や脳のエネルギー源として利用される。
ケトン体が利用される際には、内臓脂肪を始め蓄えられた体脂肪が燃焼されていくため、健康を維持したままダイエットを行うことができます
ただし、筋肉量を落とさないようにするためには、食事にタンパク質(アミノ酸)がしっかり含まれていることが重要です👀
※参考資料「Nutrients for preventive medicine」ヘルシーパス、「アンチエイジング医学の基礎と臨床 第3版」メディカルビュー他
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