Q.アトピー性皮膚炎は食事で改善できる?
A.悪化の要因として、食生活の関わりも示唆されている
原因は食生活にあるかもしれない
アトピー性皮膚炎の主な患者年齢層は、生まれたばかりの乳児と10代の若者であると言われてきましたが、近年では成人での有病者が増加しています
アトピー性皮膚炎の原因は個人により異なり、その要因は多岐に渡りますが、アトピー体質(家族の既往歴、lgE抗体を産生しやすい)であることに加え、痒みによる引っ掻きやストレス(サイトカイン産生促進に関与)等の環境要因により炎症を誘発することで発症、悪化、慢性化すると考えられています。さらに、症状を悪化させる要因として、食生活が関わることも示唆されています
●91名のアトピー性皮膚炎の小児患者(6カ月~15歳)において、アレルギーの原因物質を取り除いた食事を与える二重盲検試験(医師も患者さんも治療食かどうかわからない試験:正確性が高い)において、除去食を与えた際に74%の患者に改善が見られた
(Q J Med 1991; 80: 677-693)
●ヨーロッパ10か国の観察研究では、トランス脂肪酸摂取量とアトピー性皮膚炎の有病率が有意に相関することが明らかになった(トランス脂肪酸:マーガリン、ショートニングなどに主に含有)
(Lancet 1999; 353: 2040-2041)
というような研究結果もあります👀
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