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Q.慢性痛の治療は? ③精神・心理的問題

A.神経(脳)の治療

ケガの治療とは全く異なる

 

慢性痛の原因 ③精神・心理的問題とは、「ストレスが身体化した痛み」であることを前回お話しました。つまり、「神経のかたまりである脳」へストレスをかけ続けると、体の方に出てきてしまうことがあるのです。※極端ではありますが、このように表現させて頂きます。

それでは、治療はどうするのでしょう👀?

 

 

ちょっと長くなりますが、具体的に、50代肩こりの女性のケースを考えてみましょうスマイルw

 

若い頃から肩こりはありましたが、新たにパソコン作業中心の職場に変わったせいか数年前より特にひどくなってきました。ツボ押し器具も携帯しており、すぐに肩・頚に手が行ってしまいます。最近は効果もなくなってきてしまい、どうしていいか困っているとのことでした。

→ストレスが肩こりや腰痛として体に出ることがあること、パソコン作業(姿勢)そのものも肩こりに影響を与えることをご説明し、診察のうえ、お体に合った漢方薬を処方しました。

※ストレス「だけ」が原因ということは考えづらいです。体のケアも大切です。
 

2週間後、肩こりはいくらか改善し、「薬が合っているように思う」と仰いました。

→内服を続けながら、認知行動療法と運動療法(自宅での軽いジョギング)によるアプローチも開始、活動量計(日中どれだけ自分が活動しているかを調べる機械)の装着も行いました。

 

当初、運動習慣は全くなかったのですが、自分のデータを確認するのが日課となり、またジョギング中は明らかに肩こりが楽になるのを実感してからは、楽しく行うようになりました。

→3か月後には漢方薬を中止、ストレスと肩こりの関連にも気がつき、自分で肩こりをコントロールできる自信がついたため終了。ツボ押し器具も全く使わなくなりました。
※痛みが長引いている場合は、下降性疼痛抑制系という自分で痛みを抑える力が弱くなっていることが多いため、これを強くする抗うつ薬の仲間(うつ病のため使うわけではありません)などを併用することもあります。

 

このように、通常の痛み止めなどを用いたケガの治療とは異なってきます。

ご自身の痛みの原因とその治療法について、よく病院で相談するようにしましょうニコちゃん①

 

 

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