Q.腰椎椎間板ヘルニアは異常か?
A.大半は正常
病院で「腰椎椎間板ヘルニアがあります」と言われると、
「もう運動できないんじゃないか?」
「重いものが持てなくなるんじゃないか?」
「仕事ができなくなるんじゃないか?」
などと、不安になってしまいますよね。
ところが、MRIで徹底的に調べたところ、
「腰痛のない健常人」の76%に腰椎椎間板ヘルニアがあることが判明しています。
ヘルニア:椎間板が出っ張ること 変性:椎間板が痛むこと、老化
腰痛患者と健常人の椎間板ヘルニア、椎間板変性の発生頻度の比較
Norbert Boos, Rico Rieder, Volker Schade, et al
The diagnostic accuracy of magnetic resonance imaging, work perception, and psychosocial factors in identifying symptomatic disc herniations (Switzerland)
Spine 20(24):2613-2625, 1995. より引用改変
つまり、ブログをお読みのあなたに(成人と思います)、腰椎椎間板ヘルニアがある確率は76%程度ということになります
椎間板は中学生くらいから傷み始めます。
20~50歳であれば、腰椎椎間板ヘルニアは「あって当たり前」なのです。
顔のシワや、白髪と同じようなものと考えて良いでしょう。
ただ、ごく一部ですが急に大きなヘルニアが生じ尿が出なくなったり、下肢が麻痺したりするケースがあり、注意を要します。
ご心配な方は、一度整形外科などで相談されると良いでしょう。
フェリシティークリニック名古屋
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