Q.セレン(Se)とは?
A.抗酸化物質の一つ、血圧コントロール、有害重金属の毒性軽減、精子の形態維持、心疾患の予防
セレン
セレンは、過酸化水素やヒドロペルオキシドを分解するグルタチオンペルオキシターゼの構成成分で、ビタミンEやスーパーオキシドジスムターゼ(SOD)などと共に、抗酸化システムに重要な役割を担っています。つまり生活習慣病やがんの引き金になる「活性酸素」の発生を抑制する抗酸化物質の一つであり、細胞組織の酸化や老化を防ぐ働きがあります。
また、血圧をコントロールする「プロスタグランジン」の生成にも関与したり、カドミウム、水銀、ヒ素などの有害重金属の毒性を軽減する働き、精子の形態維持などの作用もあります。
セレンの欠乏症は、心筋障害を起こす克山病(中国の東北部の風土病)が知られています。
セレンは、藻類、魚介類、肉類、卵黄に豊富に含まれており、海産物を多く摂取する日本人では、通常の食事で欠乏する可能性は低いと考えられています。
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