体の糖化
最近、「糖化」という言葉を見聞きする機会が増えてきました。
糖化は体の老化につながる現象ですが、体の糖化とはどんなことなのかご存知でしょうか?
今回は『体の糖化』についてご紹介します。
体の糖化とは
食事などから摂った余分な糖(ブドウ糖、果糖など)が体のタンパク質と反応し、細胞などを劣化(老化)させてしまうことを糖化といいます。体の糖化は、肌のシワやシミ、血管が硬くなる、骨がもろくなるなどの原因のひとつと言われています。
=糖化の原因=
・甘ものの食べ過ぎ、飲み過ぎ
・揚げ物、焼き物など高温調理の食べ過ぎ
・早食い ・ストレス
・肥満 ・運動不足
・睡眠不足 ・喫煙、受動喫煙
・過度の飲酒 など
=体の糖化=
糖+体のタンパク質
↓ ↑×元に戻らない
*糖化最終生成物(AGEs)の生成
↓
糖化最終生成物(AGEs)の蓄積
↓
体のタンパク質が本来の機能を失う(老化)
・皮膚の老化 ・骨粗鬆症
・加齢黄斑変性症 ・動脈硬化
・糖尿病合併症 ・卵巣機能低下
・高血圧 ・認知症 など
*糖化最終生成物(AGEs)とは、タンパク質と糖が糖化反応してできる生成物の総称
糖化対策
①糖を摂り過ぎない(血糖値を意識する)
甘いお菓子や清涼飲料水、炭水化物(ご飯、パン、麺類など)を摂り過ぎないようにする。血糖値の急上昇は糖化につながるため、食べる順番を以下のようにするのもオススメ。
1.野菜の多い副菜
↓
2.肉、魚、卵、大豆製品などの主菜
↓
3.ご飯、パン、麺類などの主食
②糖化した食品を避ける
揚げ物や焼き物などの高温調理した食品はAGEsを多く含むため、AGEsの少ない煮物や蒸し物、生食などがよい。
③不健康な生活を正す
ほどほどの間食、適度な運動、十分な睡眠、禁煙、適度な飲酒などの健康的な生活を心掛ける。
④抗糖化物質を摂る
ドクダミ、セイヨウサンザシ、ローマンカモミール、ブドウ葉などのハーブやα‐リポ酸に抗糖化作用があると言われている。
フェリシティークリニック名古屋
https://www.felicityclinic-nagoya.com/
〒460-0002
愛知県名古屋市中区丸の内2-14-19 安藤ビル3・4階
【丸の内駅から徒歩2分】
診療時間 9:00~18:00 火曜~土曜