A．健康的な食習慣に留意する

・糖分、塩分、脂肪を避ける

・ビタミン、ミネラル、食物繊維、タンパク質を摂る

・十分な水を飲む

免疫力を高めるポイントは、食事・運動・睡眠の見直しであることを、前回お話しました。

今回はその中で、食事（栄養）についてご説明します。

1.　WHO（世界保健機関）の公表

「COVID-19アウトブレイク中の成人への栄養アドバイス」が公表されています。

「Nutrition advice for adults during the COVID-19 outbreak」

【要点】

・毎日、新鮮で加工されていない食品を食べる（ビタミン、ミネラル、食物繊維、タンパク質を摂る）

・毎日、十分な水を飲む（8～10カップ：1,600～2,000ml）

・適量の脂肪と油を食べる（脂肪の多い肉やバター、ラードなど飽和脂肪を避け、魚やナッツ、オリーブオイルなど不飽和脂肪を摂る）

・塩と砂糖を控えめにする

・外食を避ける（他人との接触率が下がり、COVID-19に曝される可能性が低くなる）

・カウンセリングと心理社会的サポート（COVID-19の感染疑いや確認された人の中で慢性疾患のある人は、メンタルヘルスや食事療法のサポートが必要になる場合がある）

2.　オハイオ州立大学の論文

「COVID-19の感受性と長期的な結果に対する栄養の影響」という論文が公表されています。

「The impact of nutrition on COVID-19 susceptibility and long-term consequences」

【要点】

・飽和脂肪、糖質および精製された炭水化物を多く含む食事（西洋食）の高い消費率は、COVID-19のリスク増加となる可能性がある

・西洋食は免疫を損ない、慢性炎症を引き起こし、ウイルスに対する防御を損なう

・COVID-19によって引き起こされる炎症は、認知症や神経変性疾患などの慢性疾患につながる可能性がある

・COVID-19に対する感受性と長期的な合併症を軽減するために、健康的な食習慣に留意する必要がある

3.　国際オーソモレキュラー医学会の公表

「コロナウイルス予防・対策」が公表されています。

「コロナウイルス予防・対策（ビタミンCはコロナウイルスから体を守る）」

【要点】

・ビタミンC：3,000mg/日の摂取 (またはそれ以上。分けて服用すること。)
・ビタミンD3：2,000IU/日の摂取 (1日5,000IUで開始、2週間後から2,000IUに減量。5,000IUは125μg、2,000IUは50μgに相当)
・マグネシウム：400mg/日の摂取(クエン酸マグネシウム、リンゴ酸マグネシウム、マグネシウムキレートまたは塩化マグネシウムとして)
・亜鉛：20mg/日の摂取
・セレン：100μg/日の摂取

当たり前のことこそ大切なのですよ、と伝えてくれているように思います。

「3密を避ける」「手洗い、咳エチケット」にも引き続き気をつけ、皆で頑張りましょう！！

フェリシティークリニック名古屋

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