Q.肩こりがボツリヌス療法で根本的に軽くなるのは?
A.「肩こりがないのが自然な状態」と脳が認識するため
慢性的な肩こりにはボツリヌス療法が向いていることを前回お話しました。
それは、「緊張した肩の筋肉を強制的に緩めてくれる」からです。
しかし、ボツリヌス療法の本当の利点は、
・繰り返すごとに効果の持続期間が長くなる
・繰り返すごとに肩こり自体の程度が軽くなっていく
ことにあります。
個人差はありますが、
当初の肩こりの辛さ:10
とすると、
1か月後:3 → 3か月後:4くらい
さらに2回目の治療を行うと、
半年後の肩こりの辛さ:2くらい
というケースが多く、治療は通常2,3回で終了します(1回のこともあります)。
これは、
「強制的に緩んだ状態を持続させることで、脳がそれを自然な状態と認識するようになるため」
と考えられています。
つまり、ボツリヌス療法が肩こり効果的であるのは、
「こった状態が自然」なのではなく、「緩んだ状態が自然」と、脳が覚えてくれるわけですね。
この治療法は世界中で行われており、大変多くの論文があります。
日本でも重症の肩こりに対する神戸大学、兵庫医科大学での論文があり、次回ご紹介します
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