Q.百寿者研究とは?
A.100歳以上の高齢者の調査を通じて、健康長寿の秘訣を探る研究
100歳以上の高齢者は人生の大半を自立して生活してきており、健康寿命が長いことが知られています👀
百寿者研究は、これらの方々を対象に行われる研究調査で、1970年代から始まりました⏱
日本では慶応大学、東京都健康長寿医療センター、大阪大学、日本大学などで主に行われています🏫
研究成果としては、
・百寿者は指数関数的に増えており、圧倒的に女性が多い
・認知症がなく自立している百寿者は約 20%で、男性に比較して女性では機能が低下している
・ほとんどの百寿者が慢性疾患の病歴を持っているが、糖尿病の頻度は少ない
・加齢に伴い炎症反応が亢進する
・一般に低栄養であり栄養状態が機能と関連する
・アディポカインの組み合わせが百歳以降の余命に関与する
・虚弱(フレイル)が余命に関係する
アディポカイン:脂肪細胞から産生・分泌されるさまざまな生理活性物質の総称(アディポネクチン、レプチンなど)
フレイル:移動能力、筋力、バランス、運動処理能力、認知機能、栄養状態、持久力、日常生活の活動性、疲労感などを総合した健康障害を起こしやすい脆弱な状態
ことなどがまとめられています※
※Nobuyoshi Hirose, Yasumichi Arai
The results and perspective of centenarian study in 2013
55th The Japan Geritrics society より引用
フェリシティークリニック名古屋
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