Q．慢性痛の本当の改善法とは？

投稿日：2017.09.26

A．痛みを取ることへのこだわりを解消すること

（方法）

①痛みが何を訴えているのか、「痛みの声を聞くこと」を心がける

②治療目標を「痛みを取ること」から「活動・運動できること」へ変える

前回、慢性痛の本当の問題点とは、というテーマでお話させて頂きました👀

※本題に入る前に、

まずは体に問題がないかしっかり病院でチェックしてもらうこと、が大前提です

慢性痛の原因・治療①～③もご参照ください。

その上で、慢性痛の本当の改善法とは、

痛みを取ることへのこだわりを解消することであり、

その方法は以下の通りです。

この順番も大切と考えます

※⓪は病院で体をしっかりチェックしてもらうことです。

まず①から始めます。

痛みは日常生活の中の、何かが原因となって体に表れています。

そこで、『何を言いたいの』と、痛みに直接聞いてみます。もしくは観察してみます

その結果をどうこうする必要はなく、ただ聞いてみるだけで十分です

バカバカしい感じがするかもしれませんが、一度試してみる価値はあります。

そして「少し楽なんじゃないかしら」という実感があれば、肩こりや腰痛が出る度に聞く癖をつけると良いと考えます

次に②です。

治療の目標そのものを変えてしまうのです。

皆さんご趣味はありますか？

映画を見ること、ショッピングに出かけること、街をお散歩すること、お友達とお食事をすること、旅行に出かけること・・・

もちろん、ゴルフ、テニスなどのスポーツや、山登りなどよりアクティブなものもあるでしょう

これらを行うこと、活動（運動）できることを目標にしてしまうのです

痛くてもいいのです。痛くてもできる範囲で、趣味をしてしまうのです。

×痛みが取れてから、お友達に会おう。（痛みを取ることが目標）

〇痛いけれど、無理のない範囲でお友達に会おう。（活動することが目標）

実はこの①、②を続けると、気がつかないうちに少しずつ痛みの敏感さが解消していきます。

そのうち、痛いなりに、あまり困ることもなく楽しくお過ごしになれるようになります。そして、

①が上手になると、短時間で痛みがコントロールできるようにもなってきます。

②を続け活動性がかなり高まった後から、普段の痛みそのものも減ってきます。

そのような方は大勢いらっしゃいます

皆さん、まだまだ希望はたくさんありますよもちろん肩こりや腰痛にも効果的です

フェリシティークリニック名古屋

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