Q.ストレスにより痛みが出るしくみは?②
A.ストレスの身体化
ストレスは脳への負荷であり、痛みとして現れることがある、ということを以前ご説明しました。
では、どのようなしくみで痛みが出るのでしょう
全てを説明できるわけではありませんが、大きく2つのしくみによると考えられています👀
今回はそのうち、ストレスの身体化についてご説明します。
実は、以前Q.慢性痛の原因:精神・心理的問題とは?でお話した内容とかぶっているのですが、大切ですので再度説明させて頂きます。
皆さんに、何かストレスがかかり続けたとします
※「私はストレスなんかない!」という方はO.K.なのですが、なかなかそうはいかないことも多いですよね。
そのようなとき、体にはどのような変化が表れるでしょうか。
・・・それが、「ストレスの身体化」です。
もちろん人それぞれではあるのですが、実は症状が出やすいパターンというのがだいたい決まっているのです👀
ストレスの身体化(出やすいパターン)
・全身のだるさ、疲労感
・頭痛、めまい、睡眠障害
・口が渇く、味覚障害
・肩こり
・動悸、胸部圧迫感、呼吸困難感
・食欲低下、胃潰瘍、吐き気・嘔吐、腹痛
・便秘、下痢
・性欲減退、生理不順、排尿困難
・腰痛
・関節痛
・手足のしびれ、冷え
など
太字は、痛みとして現れるパターンです。肩こり・腰痛など、背骨に沿った痛みが多い傾向にあるようです
治療は、まず体に大きな問題がないかしっかり調べることが大前提です。
※また、生きている以上、体には何らかの負担がかかっているわけですから、体の問題が「全くない」と考えるのは不自然です。
その上で、
①何が自分にとってストレスであるかを認識する・探してみる
②そのストレスにより痛みが増強することを認識する
ことが大きなポイントになります。
「あれ…もしかして関係があるかも…」と気がつかれた段階で、少し痛みが軽くなることも少なくありません
※Q.慢性痛の治療は? 精神・心理的問題の場合も参照頂けると幸いです。
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