Q.ストレスにより痛みが出るしくみは?①
A.ストレスによる疼痛閾値の低下(痛みに敏感になる)
ストレスは脳への負荷であり、痛みとして現れることがある、ということを以前ご説明しました。
では、どのようなしくみで痛みが出るのでしょう
全てを説明できるわけではありませんが、大きく2つのしくみによると考えられています👀
今回はそのうち、ストレスによる疼痛閾値の低下、についてご説明します。
※疼痛閾値(とうつういきち):ここからは痛みとして感じる「しきい値」
人間にはもともと、自分で痛みを抑える力「下降性疼痛抑制系」というものがあります。
例えば、痛みが足から入ってくると(赤矢印)
あまりに強い痛みだと脳がパンクしてしまうため、
脳が自分で痛みを抑える力「下降性疼痛抑制系」が働き、痛みは楽になります(緑矢印)
ところが、脳へストレスがかかり続けると(長引く痛みそのものもストレスになります)
脳が自分で痛みを抑える力「下降性疼痛抑制系」が弱くなってしまいます(黄緑矢印)
すると痛み(赤矢印)を抑えきれなくなってしまいます
治療は、下降性疼痛抑制系を強くするお薬を飲みながら、痛みの敏感さを回復させるため、少しずつ動かしていく(運動やストレッチなど)方法を取ることが多いです
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