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成長期の特徴は?

成長期はエネルギーや栄養素の必要量が増え、ビタミンやミネラルなどの栄養素が欠乏しやすい時期です。栄養素が不足すると、正常な発育に支障が出たり感染症への抵抗力が低下します。また、最近増えているアレルギーや注意欠陥多動性障害(ADHD)、生活習慣病などにも関わっている可能性があります。

コンビニ弁当やお惣菜などの加工食品は、ビタミンやミネラルが加工の過程で減少していることが多いため、加工食品に頼るのではなく「旬の食材をご家庭で調理し、家族揃ってお食事を召し上がる」ことをお勧めします。

 

成長期にはどんな栄養素が必要?

タンパク質

筋肉や骨、成長ホルモンなどの材料となる。

タンパク質が多い食品:魚、肉、大豆製品、乳製品など

 

ビタミンB群

糖質・脂質・タンパク質の代謝を促進し、エネルギーの生産に関わる。また、身体の成長や脳・神経の発達に不可欠。

ビタミンB群が多い食品:レバー、にんにく、納豆、落花生など

 

成長期は鉄が不足しやすいが、貧血は発育だけでなく普段の生活や正常な精神活動に影響する可能性がある。

鉄が多い食品:赤身の魚や肉(レバー)、干しエビ、ひじきなど

 

カルシウム・マグネシウム・ビタミンD

健康な骨や歯の発育に不可欠。太陽の光を浴びる機会が少ない場合にはビタミンDの補給も大切。

カルシウム・マグネシウムが多い食品:干しエビ、ひじき、わかめなど

ビタミンDが多い食品:きくらげ、しらす干し、紅鮭など

 

亜鉛

正常な細胞分裂に必要で、欠乏すると発達不全、食欲不振、味覚障害が起きたり、傷の治りが遅くなる。

亜鉛が多い食品:牡蠣、煮干し、レバーなど

 

栄養補給で気を付けることは?

過剰摂取

通常のサプリメント摂取で過剰になることはまずありません(成長期のお子さんがサプリメントを摂取しているケースはあまりないと思いますが)。

しかし、何種類も摂取している場合、「脂溶性ビタミン」や「ミネラル」の過剰には注意が必要です。日本人の食事摂取基準を参考に、各年齢の上限量とサプリメントの栄養素の配合量を確認することをお勧めします。

 

学校給食への過信

学校給食はバランスが良いとされていますが、調理によるビタミンやミネラルの損失は十分に配慮されていないため、実際はビタミンやミネラルが不足している可能性もあります。

▶▶▶「学校給食を食べているから安心」ではありません!

 

偏食・欠食

近年は子供の個食(孤食)が増え、加工食品やファーストフードの利用も増加しているため、栄養素のバランスが極端に偏っている場合があります。また、夜型生活の影響で朝食を食べずに学校へ行く子供も増えています。

▶▶▶家族揃って手作りの食事を食べましょう!

 

 

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